製造業の品質検査記録はどうデジタル化する?工程写真で不良を可視化する方法を解説!

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製造業の現場では、製品の品質を保証するために、検査結果や工程の状態を記録することが欠かせません。特に取引先からの品質要求が厳しくなる中で、「いつ・どの工程で・どのような検査を行い・結果はどうだったか」を証跡として残すことの重要性は年々高まっています。しかし、これらの記録を紙の検査表や手書きで運用しており、記録と管理の負担に悩んでいる中小製造業は多いのではないでしょうか。

本記事では、中小製造業の品質管理・製造管理を担当する方に向けて、品質検査記録をデジタル化するメリットと、工程写真を活用して不良を可視化する方法、そして記録業務を効率化する進め方までをわかりやすく解説します。自社の品質記録の仕組みを見直すヒントとして役立ててみてください。

執筆者
Raccoon開発者
牧野雄一郎

中小企業診断士・プログラマー・トライプランニング取締役
精密機器メーカーでの製造業エンジニアの出身、現在は中小企業向けフルカスタムのアプリ開発で、設計、実装、運用を全てこなすフルスタックエンジニアとして活躍中。製造業出身+診断士+プログラマーとして、経営と現場の両方にとって有益で使いやすい情報システム開発を実現していることが特徴。

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製造業の品質検査記録が抱える課題

製造業における品質検査記録は、製品が規格どおりに作られていることを証明する重要な書類です。受入検査、工程内検査、出荷検査といった各段階で記録が発生し、取引先やISOなどの品質マネジメントの要求に応えるうえでも欠かせません。

しかし、これらの記録を紙の検査表で運用している現場では、いくつかの課題が生じがちです。手書きの記録は後からデータ化する手間がかかり、記入した数値の転記ミスも起こり得ます。また、検査結果を文字や数値だけで残していると、不良品が発生したときに「どのような状態だったのか」が後から正確に伝わりにくいという問題もあります。

特に不良の記録では、文章だけでなく現物の状態を写真で残すことが、原因究明と再発防止の鍵になります。キズや変形、異物混入といった不良は、写真があってこそ関係者間で状況を共有でき、的確な対策につながります。紙の検査表では、この写真記録を残すことが難しいのが実情です。

工程写真で不良を可視化するメリット

品質検査記録に工程写真を取り入れるメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • 不良の状態を正確に記録し、原因究明に役立てられる
  • 検査工程の証跡を写真付きで残し、取引先への説明力が高まる
  • 良品・不良品の判断基準を写真で共有し、品質を標準化できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

不良の状態を正確に記録できる

1つ目は、不良の正確な記録です。不良品の状態を写真で残せば、後から見返したときに状況が明確に伝わり、原因の分析や対策の検討がスムーズに進みます。

取引先への説明力が高まる

2つ目は、取引先への説明力の向上です。検査工程を写真付きで記録しておけば、品質に関する問い合わせや監査の際に、実施した検査の証跡を具体的に示すことができます。

品質判断を標準化できる

3つ目は、品質判断の標準化です。良品と不良品の限度見本を写真で共有すれば、検査員による判断のばらつきを抑えられ、経験の浅い担当者でも一定水準の検査ができるようになります。

品質検査記録を写真報告アプリでデジタル化する方法

こうした工程写真を記録する際は、写真付き報告書作成アプリ「Raccoon」のような、撮影と記録を一体で行えるツールを活用するのがおすすめです。「Raccoon」で検査項目をテンプレート化しておけば、スマートフォンで撮影した写真が、その場で品質検査記録として整形・保存されます。

なお、品質検査記録のデジタル化は、いきなり全工程を一度に切り替えるのではなく、段階的に進めるのが現実的です。

まずは、現在紙で運用している検査表のうち、写真記録の効果が高い工程から着手するとよいでしょう。不良が発生しやすい工程や、取引先への報告頻度が高い検査から始めると、デジタル化のメリットを実感しやすくなります。

次に、検査項目をテンプレートとして登録し、検査員がスマートフォンやタブレットでチェック・数値入力・撮影を行う運用に切り替えます。これで、検査結果の品質を揃える土台は完成です。このようにしてデジタル化した記録はクラウド上に蓄積されるため、過去の検査記録をすぐに検索でき、不良の傾向分析や履歴の追跡も容易になります。紙の検査表を探す手間から解放され、必要な記録をすぐに取り出せることは、品質管理業務の効率化にも直結するでしょう。

ただし、製造業では、製品や工程ごとに検査項目が細かく異なり、既存の生産管理システムや品質管理システムとの連携が求められることも少なくありません。こうした込み入った要件がある場合には、カスタマイズ版の「RaccoonPro」のように、自社の製造工程や品質管理のフローに合わせて設計できるサービスの活用がおすすめです。標準的なテンプレートで対応できる検査記録も多くありますが、独自の工程管理や案件管理と統合したい場合は、フルカスタムの選択肢を検討する価値があります。

関連記事:写真報告アプリでISO・QMS対応はできる?品質マネジメントシステムのデジタル化を解説!

導入事例:写真報告アプリで不良品の原因究明を迅速化

ある金属加工の中小製造業では、工程内検査の結果を紙の検査表に手書きで記録していました。不良が発生した際も、検査表には判定結果と簡単なコメントが残るのみで、不良品の現物を確認しないと状況が把握できず、原因究明に時間がかかっていたといいます。取引先からの品質問い合わせにも、都度現物を探して確認する手間が生じていました。

そこで検査項目をテンプレート化した写真報告アプリ「Raccoon」を導入し、検査員が不良の状態を写真付きで記録する運用に切り替えました。その結果、不良の状態が写真で明確に残るようになり、原因究明にかかる時間が大幅に短縮されました。取引先への品質報告も、写真付きの記録をすぐに提示できるようになり、クレーム対応の迅速化にもつながっています。品質管理担当者は「不良の状態を写真で共有できるので、現場との対策検討がスムーズになった」と話しています。

このように、製造業の品質検査記録は工程写真を取り入れてデジタル化することで、記録の質を高めながら品質管理業務を効率化できます。まずは効果の高い工程から、記録のデジタル化を検討してみてはいかがでしょうか。

製造業の品質検査記録には写真報告アプリRaccoonがおすすめ!

製造業の品質検査記録は、工程写真を取り入れることで不良の状態を正確に可視化でき、原因究明や取引先への説明、品質の標準化に役立ちます。紙の検査表にはデータ化の手間や写真記録の難しさといった課題がありますが、写真報告アプリを使えば検査と撮影を一体で行い、記録をクラウドで一元管理できます。

品質検査記録をデジタル化し、工程写真で不良を可視化するなら、写真付き報告書作成アプリ「Raccoon」の活用がおすすめです。Raccoonは無料トライアルも可能なので、ぜひ一度お試しください。

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